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令和四年新年俳句大会
新型コロナウィルス感染拡大の為、会員が集まっての賀句交歓・新年俳句大会は中止となりましたが、新年勢揃いの一句についての秀句選考は、例年通り行われました。
屋内修一主宰 選
天 酒殿や甘露を醸す寒の水 遠藤悦弘
地 湯揉み唄流るる街や雪催 川島光義
人 寒水に染師が晒す加賀五彩 日野わたる
山口美智代表 選
天 棒のごと喉元下る寒の水 浜崎かずき
地 コンビナートは光の樹林雪催 藤栄誠治郎
人 総領の嫁は大食ひ節料理 鴨川瑞音
その他の高得点句
浦ごとに上がる煙や大とんど 山口美智
寒の水米寿が次の一里塚 佐々木建成
とんどとんどわらべ返りの母照らす 川畑 薫
散りぎはの蠟梅いよよ透きとほる 山崎華園 筆勢の火柱かとも吉場揚 屋内修一
上寿まで生きられさうと寒の水 岡部忠利
ポイントに灯すカンテラ雪催 藤原基子
神さぶる火の粉巻き揚げ大どんど 佐藤俊童
赤べこの遠目がちなり雪催 塚本一夫
ナースコールの途切れぬ夜や雪催 尾中 恵
雪催籠りてほどく古紬 加納千女
氏子みな揃ひの法被どんど焼 岩澤秀二
母の手の皺は年輪お喰積 山本美枝子
マシュマロの溶けゆくココア雪催 鈴木優子
雪催津軽三味線高鳴りて 斉藤雅はる
燃えきれぬものも噴き上げどんどの秀 さいとう水夢
寒の水和紙工房の太き指 鈴木とも
ストレスも護符も投げ入れどんど焼 武 雅江
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