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月刊誌「天穹」
令和八年 一月号
主宰詠
冬支度離宮の空に縄の飛ぶ
嵐山の忽と墨絵や秋時雨
皀角子も苦吟か風に実を捩り
人の名の出で来ぬ同士暮の秋
離郷子の裾にとりつく草虱
屋内修一
前主宰詠
支配人育てし西瓜三つ並び
そら豆蒔く鉢の腐葉土窪ませて
金木犀の香の何処からか大広間
口寂しき秋抽斗にくわりんたう
秋日濃し神輿迎ふるホーム前
佐々木建成
風悠
瞼閉ぢ笛吹く長老里まつり
十分に重ねし齢良夜かな
風狂の彩と思ひぬ秋の山
神主の発声練習七五三
裏地より朽ちたるスーツ一葉忌
山口美智
副主宰詠
天下人の首挿げ替ふる菊師かな
秋晴やにぎり二つと俳句帳
村興しクレーンで吊る芋煮会こお
籠田幸鳴
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