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月刊誌「天穹」
令和七年誌四月号
主宰詠
初暦表紙めくれば句友の句
吉例の古参の謡新年会
春待つや吉野の宿を予約もし
女手で立つる生計針供養
淡雪や詩語書き留むる備忘録
屋内修一
風悠
海鼠切る指の太さは母ゆづり
来賓の風邪声らしき出初式
紙の豆捲く子供らや福は内
お供へは越の銀めし建国日
病む夫の良くしやべる日やうららけし
山口美智
副主宰詠
小江戸なる仕事始の人力車
讃美歌や青き炎のガス暖炉
京菓子と自家の漬物女正月
籠田幸鳴
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